2022-05-25 11:26:00
【はじめに】
ステップンというアプリをご存知だろうか。スマートフォンを持ちながら、歩いたり走ったするだけで稼げるが文句の運動ゲームアプリだ。「そんな馬鹿な話があるんかいな」と思うのは恐らく正しい。筆者としても正直「ちょっと何を言ってるのかわからない」のである。未だに狐につままれたような気持ちでスマートフォンを片手に町を徘徊しているのだ。
■はじめの一歩のハードルはとても高い。『STEPN』は3月より招待制となっているため、既にプレイしているユーザーから招待を受ける必要がある。周りにプレイしている人がいなければ、公式のDiscordで配布していることもあるのでチェックしよう。またアプリ自体の利用は無課金でプレイ可能であるものの、NFTスニーカーを所持しなと稼ぎは0だ。
このNFTスニーカーを購入する際には必要なのがSOLANA(SOL)、あるいはバイナンスコイン(BNB)という暗号資産が必要になる。そのためスニーカーの購入にあたっては、該当の暗号資産を扱っている暗号資産取引所を利用する。後述するが暗号資産同士の交換を経る、また得た収入の額によっては課税対象になるため注意したい。状況によっては確定申告が必要になる。
上記の暗号資産が手に入ったら、「STEPN」内の暗号資産ウォレットに送金をする。これでスニーカーの購入が可能になる。
■プレイすることで発生する税。酷税と揶揄される日本の税制の阿鼻叫喚
続いては少しだけ税金の話をしよう。書いてるだけでも気が重くなる内容だが避けては通れない。なお筆者は税理士でも税務署の人間でもないので、あくまでも参考ベースにとどめておいてほしい。
現在ブロックチェーンゲームに関しては、税制上明確ではないものの、取得した報酬は利益として考えたほうが無難な状況だ。
『STEPN』で言えば、獲得したGSTなどは利益として申告したほうが良さそうだ。なおGSTは価格が常に変動するため、その日獲得したGSTの量x終値など同条件のものと記録を取っておくこと必要がある。4月の日本国内のAMAにおいては、日本のユーザー向けにCSVないしは運営の問い合わせることでデータをもらえるようにするといった発言がされていたが、実際にはまだ実現していない。また直接運営の利益にかかわらない部分でもあるので、本当に実現するかも未知数で、今後に期待だ。
またNFTスニーカーには耐久値があるため、その修繕を行う際には、利用したGSTは費用になるのか、レベルアップの際のGSTは費用になるのか、はたまたレベルアップしたため資産性が上がるとして価値が増加したと考えるべきかなど、非常に複雑だ。
この税金にまつわる全ての内容においては、税務署や税理士に相談することをおすすめする。